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インド旅行エリアガイド

これが王道ハイライト☆基本のインド周遊旅行

アグラにあるタージマハールの写真。
インド旅行にてジャイプールにある象のタクシーの写真。ジャイプール 象のタクシー
インド旅行にてジャイプール近郊にあるH.サモードパレスの写真。ジャイプール近郊 H.サモードパレス
インド旅行にてニューデリーにあるメインンバザールの写真。ニューデリー メインンバザール

インドは広い、そして見どころも多種多様。一度の旅行でインドのすべてを見ることは不可能だ。面積的比較でも日本の10倍、ヒマラヤからインド洋、砂漠からジャングルと地形や自然もさまざま。人口もどんどん増え続けて11億人近い。インド旅行の秘訣は、自分の外せない見どころを絞ること移動の距離や効率を考えること、この2点がまず重要だ。異国での旅行は予定どおりにいかないことも多い、それがインドならなおさらだ、と思っておこう。限られた日程で、できるだけ効率よく満足度の高い旅行ができるようにスケジュールを考えよう。

はじめてのインド旅行にオススメなのが、デリー、ガンジス川の聖地ベナレスタージ・マハールのあるアグラ、ピンクシティと呼ばれるジャイプールを周遊するコース。初めてインドへ行く人でも、インドと聞いてイメージしやすい場所をめぐる“王道”ともいえるいちばんメジャーなコースだ。これらの都市は比較的周遊しやすく、デリー・ベナレス・アグラ・ジャイプールの4都市で7~8日間、デリー・アグラ・ジャイプールの3都市ならもっと移動距離が短くなるので5日間でまわることができる。

首都のデリーは北インドの旅行の玄関口。大都会にビックリする人も多いだろうが、歴史的な見どころも多くある。ガンジス川に面した町ベナレスはいわずとしれたヒンズー教の最大の聖地。数多くの信者が巡礼に訪れ、日の出から沐浴する人々の姿を見ると、輪廻の象徴とされ「母なる大河」と呼ばれるガンジス川にインドの世界観を感じるだろう。完璧な美しさを誇るタージ・マハールが見られるのがアグラの町。白亜のタイルが美しいタージ・マハールはインド旅行のハイライトともいえる世界遺産だ。インド北西のラジャスタン州の町ジャイプールは旧市街の街並みがピンク色に統一されている美しい町。郊外の丘の上にはすばらしい装飾の見られるアンバー城がある。

インドは見どころが数え切れないほどある世界的観光国なので、これらの都市への旅行だけでインドは分からないし、インドを見切れたとはとてもいえないが、やはりこれらの都市へ行かずしてインドを語ることもできない。それだけデリー・ベナレス・アグラ・ジャイプールは超観光地だということ。インドの町としてはこれらの超観光地は特殊で、ツーリストにも慣れている人が多く、旅行者狙いの押し売りやしつこい客引きや詐欺まがいの行為も多いので注意しよう。

インドらしい気分を味わうのにオススメなのが宮殿ホテル邸宅ホテルに泊まるプラン。宮殿ホテルはマハラジャの宮殿をつかったデラックスホテルで豪華な内装に格調高い雰囲気でゴージャスな滞在が楽しめる。邸宅ホテルは貴族の館を使ったカジュアルなホテルで、宮殿ホテルの高級感はないものの雰囲気がよく優雅な滞在ができるだろう。他の町はスタンダードクラスのホテルでも、ジャイプールやアグラでは宮殿ホテルに泊まってみよう。より味わいのあるインド旅行になるだろう。

インド旅行にてデリーにあるジャーマ・マスジットの写真。デリー ジャーマ・マスジット
インド旅行にてデリーにあるクトゥブミナーレの写真。デリー クトゥブミナーレ

デリー
インドの首都であり、政治・経済の中心地である大都会デリー。旅行者にとってはインド旅行の玄関口になる町だ。昔からある町で歴史的建造物が多く残るオールドデリーと、イギリス統治下に新しい首都として建設されたニューデリーに分けられる。ニューデリーには高層ビルが並ぶオフィス街もあり、イメージしていたインドとは違う発展ぶりかもしれないが、デリーの街のあちこちに古い遺跡が残っている。現在進行形でインドの歴史が動いている町なのだ。

ムガール帝国時代の都だったオールドデリーには、ムガール帝国の遺跡が多い。ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの建てたレッド・フォート(ラール・キラー)は、当時の権力を感じさせる堂々とした赤い城。旧市街にそびえる巨大なモスク、ジャマー・マスジットもシャー・ジャハーンが建てたイスラムのシンボル的存在。ムガール帝国第2代皇帝フマユーンの廟は、タージ・マハールよりは小さいがインド・イスラム建築の傑作といわれている世界遺産だ。そして、デリー観光で外せないのが、デリー南の郊外にある世界遺産のクトゥブ・ミナール。ヒンズー教寺院を破壊して建てられた高い塔が目立つイスラムモスクで、ヒンズーとイスラム両方の建築様式が見られる。その他の見どころは、第1次世界大戦で戦死したインド平氏の慰霊碑として建てられたインド門や、インド独立の父といわれ非暴力・不服従運動で有名なガンジーのお墓ラージガート。ラージガートは暗殺されたガンジーが仮装された場所で、ヤムナー川に面した広い墓地公園になっている。

インド旅行にてガンジス河の夜明けの写真。ガンジス河の夜明け

ベナレス(ガンジス川)
ヒンズー教最大の聖地ベナレス。この町はガンジス川とともにある。ヒンズー教の教えによると、ガンジス川の聖なる水で沐浴すると、すべての罪は浄められ、ここで死に遺灰がガンジス川に流されれば、輪廻からの解脱を得るという。これはヒンズー教徒にとって最高の幸福。年間100万人を越える巡礼者がベナレスを訪れ、中にはベナレスで死ぬことを目的にしている人さえいる。夜明けからガンジス川で木浴す人々の姿はとても神聖で、大きなガンジス川に抱かれた人生の流れを感じるだろう。

ベナレスの旧市街は細い路地が入り組んでいて迷路のよう。自転車タクシーのリキシャや物売りの客引きがひっきりなしに寄ってくる中を歩いているうちのどこかのガート(沐浴場)に出てしまうだろう。一日中沐浴をする人が見られるが、昼間のガートは神聖さより生活感があふれていておもしろい。やはり日の出の沐浴は特別なのでぜひ早起きして見にいこう。ガンジス川をボートに乗ってガートをいくつかめぐりながら沐浴風景を眺めることができる。

そして火葬場のガートも強烈な印象を受けるだろう。布に巻かれた死者が次々と運び込まれ燃やされガンジス川に流されていく様子は実際に見た人にしか分からない。すべてのものを飲み込んですべてのものを流すガンジス川は、川そのものが生命力と死に満ちている。

インド旅行にてアグラにあるアグラ城の写真。アグラ アグラ城
インド旅行にてファティプールシクリの写真。ファティプールシクリ

アグラ
アグラは、タージ・マハールの町として世界中から観光客を集める町。古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」にも登場するアグラは長い歴史を持ち、16世紀にムガール帝国の首都として繁栄し、タージ・マハール、アグラ城、ファティプールシクリの3つの世界遺産などアグラに残る壮大な建物はすべてこの時代に築かれたもの。

世界でも有数の美しい建物として知られるタージ・マハールはインド旅行のハイライトといえる見どころ。ムガール帝国5代皇帝のシャー・ジャハンが寵姫のために建てた白亜の霊廟は、完璧なシンメトリーで鮮やかな宝石で飾られている。22年の歳月をかけて建設されたインド=イスラム文化を代表する建築だ。

タージ・マハールの対岸に建つアグラ城はムガール帝国3代皇帝のアクバルが建てた当時の権力を栄華を象徴する城塞。タージ・マハールを建てたシャー・ジャハンが幽閉され毎日タージ・マハールを眺めながら涙していたという塔もアグラ城内にある。

アグラ郊外にあるファティプールシクリは、3代皇帝アクバルがアグラから遷都した都城。水不足からわずか14年間しか使用されなかったという美しい城が残っている。

派手な見どころに対して、アグラの町はのんびりとした田舎町。デリーと比べるとかなりひなびた雰囲気がするだろう。世界的観光地のため、なかにはツーリスト狙いの押し売りや置き引き・スリなどもいるので気をつけよう。

インド旅行にてジャイプールにある風の宮殿の写真。ジャイプール 風の宮殿

ジャイプール
ピンクシティ」と呼ばれるジャイプールは、ラジャスタン州の州都。城壁に囲まれた旧市街の街並みが、赤茶けたピンク色の建物で統一されている美しい町だ。都市計画に基づいた旧市街は碁盤の目状に道路が走り、宮殿や門など古い建物が残っている。ジャイプールは砂漠の入り口の乾燥地帯にあるが、町は活気がありピンクシティの名にふさわしく華やかな雰囲気だ。

ジャイプールの見どころは、今もマハラジャが暮らしているシティ・パレス、ジャイプールのシンボルで繊細な彫刻がすばらしい風の宮殿、大規模な天文台など。

また、ジャイプール郊外の小高い丘の上にあるアンベール城は、イスラム建築の影響を強く受けているがラジャスタン独特の様式で、幾何学模様の装飾が見事。丘のふもとからゾウに乗って城まで行くこともできる。

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