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色彩豊かなラジャスタンへ☆砂漠の町をめぐるインド旅行

ジャイサルメールにあるフォートの写真。
インド旅行にてジャイサルメール郊外にあるサム砂丘の写真。ジャイサルメール郊外 サム砂丘
インド旅行にてジャイサルメールにあるH.ジャワハールニワスパレスの写真。ジャイサルメール H.ジャワハールニワスパレス

インドの北西部は砂漠の国ラジャスタン。パキスタンとの国境にまたがって広がるタール砂漠には、色鮮やかな民族衣装とラクダの姿がよく見られる。砂漠の他にも岩肌の丘陵に乾燥した大地に、ラージプート族の伝統が息づいている土地だ。インドでも人気のある観光都市が多く、それぞれがオリジナルの文化や歴史を持ち独特の景観をしているので、ラジャスタン地方の町を周遊するだけでも充分楽しめてしまう。むしろひとつの町を訪れるだけではもったいないほど魅力的な地方だ。

ラジャスタン州の代表的な町は、ジャイサルメール、ジョドプール、ウダイプール、ジャイプールの4都市。これらの4都市はそれぞれ色でたとえられる美しい町だ。シルクロードの中継都市として栄えた町ジャイサルメールは、砂漠の土で作られた古い街並みが残るゴールデンシティ。タール砂漠の真ん中にあるので、ラクダに乗って美しい砂丘を散歩することができる。砂漠の入り口にあり岩山にそびえ立つ城塞が印象的な古都ジョドプールは、旧市街のほとんどの街並みが青で統一されたブルーシティ。湖に囲まれた静かな古都ウダイプールは、美しい大理石造りのシティパレスをはじめとした白亜の建物の景観が美しいホワイトシティ。ラジャスタンの州都ジャイプールは、序壁に囲まれた旧市街のほとんどの街並みが赤みがかったピンク色で統一されているピンクシティ。これらの都市は砂漠の交易都市として栄えた古い街並みが残る城塞都市だ。ジャイサルメール・ジョドプール・ウダイプールがかつての面影を感じる美しさとどこかひなびた地方都市の雰囲気が入り交じっているのに対して、ジャイプールはにぎやかで華やいだ雰囲気がある。それぞれの美しさと良さがあるので、いくつか周遊してみよう。また、これらの都市にはマハラジャの宮殿をホテルにした宮殿ホテルがあるので、ぜひ泊まって砂漠の国ラジャスタンで優雅なひとときを味わおう。

インド旅行にてジャイサルメールにあるフォートの写真。ジャイサルメール フォート
インド旅行にてジャイサルメールにあるハヴェリの写真。ジャイサルメール ハヴェリ

ジャイサルメール
ラジャスタンの奥地にある砂漠の城塞都市ジャイサルメールは、「ゴールデンシティ」と呼ばれている。これは城塞や町中の建物が黄色い砂漠の砂で建てられていて、夕暮れ時に黄金色に輝くことからついた呼び名。パキスタンの国境まで100kmのタール砂漠の真ん中に現れるジャイサルメールの町は、シルクロード東西交易の中継地として繁栄した都市国家だ。かつて華やかだった時代の面影を残す見どころが多く残されている。

城壁に囲まれた旧市街の古い街並みはとても美しく、特にハヴェリーという貴族や富豪の私邸は壁面いっぱいに繊細な装飾が施されていてすばらしい。旧市街はハヴェリーをまわりながらみやげ物屋やカフェに立ち寄ってのんびり散策するのがおもしろい。丘の上にある城塞はラジャスタン最古の城で今でも多くに人が暮らしている。町の南にはガディサール湖があり、砂漠の町のオアシスとなっている。

また、ジャイサルメール郊外のサム砂丘では、ラクダに乗って美しい砂丘を散歩したり、夕陽に輝く砂漠を眺めたり、砂漠の町ジャイサルメールならではの楽しみがある。

インド旅行にてジョドプールにあるメヘラーンガル砦の写真。ジョドプール メヘラーンガル砦
インド旅行にてジョドプールの町並の写真。ジョドプールの町並

ジョドプール
ラジャスタンの州都ジャイプールから西へ300km、タール砂漠の入り口にある町ジョドプール。ちょうどジャイプールからジャイサルメールへの中間地点に位置している。ジョドプールの旧市街は丘の上から見下ろすと家並みが美しいブルーに塗られているため、「ブルーシティ」と呼ばれている。かつてはカーストが上位の人の家だけがブルーに塗ることを許されたというが、今では皆が真似をしてブルーに塗ったそうだ。

ジョドプールの見どころは、町を見下ろす130mの丘の上にあるメヘランガール砦。1459年に建てられた荘厳な砦は36mの高さがあり断崖絶壁にそびえ立っている。町から見上げると迫力いっぱいで、空に浮かぶようなジョドプールのシンボルだ。メヘランガール砦の内部はステンドグラスなどさまざまな彩色で飾られたきらびやかな内装でマハラジャたちの武具や衣装が展示されている。現在もマハラジャの家族が暮らすウマイド・バーワン宮殿は一部がホテルになっていて遠くから見ても立派で壮大な建物。泊まらずとも庭や博物館に入場してスケールの大きさを体験してみよう。

旧市街の中心には時計塔があり、そのまわりはバザールになっている。いつも活気があふれていて散策するのに楽しい場所だ。

インド旅行にてラジャスタン地方の踊りの写真。ラジャスタン地方の踊り

ウダイプール
ラジャスタン南部に位置するウダイプールは、湖の美しい古都。砂漠地方で貴重な水を確保するために作られた人口湖は、ウダイプールの町に豊かな緑と潤いをもたらした。

ウダイプールの見どころは、ピチョラー湖に面したシティ・パレス。旧市街を見下ろす御影石と大理石造り壮麗な宮殿で、壁面装飾やモザイクの美しさにはため息が出るほど。シティ・パレスの南側には今もマハーラーナが暮らしていて、その両側の建物はマハーラーナの居城の雰囲気が味わえる豪華宮殿ホテルになっている。シティ・パレスをはじめとして湖畔に広がる旧市街は白い建物が並ぶ景観が美しく、「ホワイトシティ」とも呼ばれている。

その他の見どころは、ファテー・サガール湖の東にあり緑と噴水が美しい侍女たちの庭園、ラジャスタンの人形や世界各地のパペットを集めたローク・カーラ・マンダル民族博物館などが楽しい。

インド旅行にてジャイプールにある風の宮殿の写真。ジャイプール 風の宮殿

ジャイプール
ピンクシティ」と呼ばれるジャイプールは、ラジャスタン州の州都。城壁に囲まれた旧市街の街並みが、赤茶けたピンク色の建物で統一されている美しい町だ。都市計画に基づいた旧市街は碁盤の目状に道路が走り、宮殿や門など古い建物が残っている。ジャイプールは砂漠の入り口の乾燥地帯にあるが、町は活気がありピンクシティの名にふさわしく華やかな雰囲気だ。

ジャイプールの見どころは、今もマハラジャが暮らしているシティ・パレス、ジャイプールのシンボルで繊細な彫刻がすばらしい風の宮殿、大規模な天文台など。

また、ジャイプール郊外の小高い丘の上にあるアンベール城は、イスラム建築の影響を強く受けているがラジャスタン独特の様式で、幾何学模様の装飾が見事。丘のふもとからゾウに乗って城まで行くこともできる。