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まるで異国の世界☆ヒマラヤへ行く北インド旅行

砂曼荼羅
僧の修行のための砂曼荼羅(アルチ・ゴンパ)

インドの北はヒマラヤ山脈が横たわっている。中国やネパールとの国境地帯でもあるので、まるで別世界のようなインドらしくないインドが見られる地域だ。インド最北の地ラダックと、チベット仏教ダラムサラがあるデリーの北部地方は、まるでインドのチベット。ヒマラヤを越えたカシミール盆地にあるラダックは地形的にも文化的にもチベット世界だ。山岳景色の美しさで有名な「小チベット」といわれ、開発の進む本家チベットのラサよりチベットらしい雰囲気を感じるほどだ。ラダック王国の古都レーはシルクロードの中継地として栄え、当時の面影を感じる町並みが美しい。そして、ダライ・ラマがチベットから亡命して住んでいる亡命チベット政府の拠点の町ダラムサラは、チベット仏教の聖地でありチベット文化の中心地だ。

東インドの北端、ネパールとブータンに挟まれたヒマラヤ山脈の東に位置するのがシッキム。1975年にインドに併合されるまではシッキム王国というチベット仏教の国だった。チベットをはじめとしてミャンマー、ネパールなど周辺国の影響を強く受けているので、インドとは住む人も宗教も違う異色の世界。世界第3位の高峰カンチェンジュンガがあり雄大な山の風景もすばらしい。シッキムの入口の町ダージリンは紅茶の名産地としても有名。世界遺産のトイトレインが走るなど見どころが多い。

【レーとラダック地方】チベットよりもチベットらしいインドのチベット

ラダックの町並み ラダックの町並み ラマユル・ゴンパ ラマユル・ゴンパ

インドの北部ヒマラヤの山奥にあるラダック地方はインドの中のチベット。風土も文化も宗教もインドではなくチベット世界が広がっているインドでも辺境の地だ。パキスタンと中国との国境地帯のため以前はラダックへの外国人の入域ができなかったが、1974年から許可され観光客は年々増えている。
かつてラダック王国の首都だったレーは、シルクロードの中継都市として栄えた現在もラダック地方の主要な町。レーの町は小さく町の端から端まで歩ける大きさだが、標高3500mの高地なのでまず身体を高度に慣らそう。レーのシンボルである旧王朝、古い街並みが見られるオールド・レーと呼ばれる旧市街、原色の曼荼羅や金色の仏像が見られるチベット仏教のゴンパ(僧院)などがレーの見どころだ。
ラダック地方には美しいゴンパや王宮などが点在しており、レーから日帰りで行けるものもある。ラダック最大の僧院である へミスゴンパ、レー以前のラダックの都だったシェイの王宮とゴンパ、高さ15mの弥勒仏があるティクセゴンパなどが人気。日帰りでは難しいが、ラダックを代表するラマユルとアルチのゴンパも見逃せない。ラマユルゴンパは「月の世界」にたとえられる荒涼とした岩肌の景観がすばらしく、アルチゴンパ内部の壁画は"仏教美術の宝庫"と言われるだけあってラダックで最良のものが見られる。

【ダラムサラ】現在も亡命チベット政府の拠点となっている町

チベット亡命政府の建物 チベット亡命政府の建物

ダラムサラからは雪の残るヒマラヤを望む景色の美しさと、チベット文化の中心地として知られている。中国政府から弾圧を受けたダライ・ラマがチベットから亡命して、現在もダラムサラに住み、亡命チベット政府の拠点となっている町だ。特徴的な形をしたチベット仏教の寺院や僧院が建ち、チベット僧の姿も見られる。町を歩いていても外国人が多く、インドの雰囲気はほとんど感じられない異文化の地だ。ダライ・ラマ法主公邸、仏教美術の粋を集めたノルブリンカ宮殿(チベット工芸センター)、チベット亡命孤児施設「チベット子供村」、若き仏教指導者カルマパ17世の亡命先であるギュト寺院など、現在の亡命チベットの縮図ともいえる見ごたえのある場所が多くある。

【ダージリンとシッキム州】ネパール人やチベット人も多く暮らすインドでも異色の場所

ペマヤンツェゴンパ 色彩豊かなペマヤンツェゴンパ(ペリン)

ヒマラヤ山脈の東に位置するシッキム州は、ネパールとブータンに挟まれた山の美しい地域。1975年にインドに併合されるまではシッキム王国として独特の文化を育ててきた。周辺文化の影響を受け、ネパール人やチベット人も多く暮らし、人々の顔立ちは日本人にも似ていてインドでも異色の場所だ。
ゴンパと呼ばれるチベット仏教の僧院があちこちで見られ、信者がマニ車を回して祈る姿が見られる。なかでも、ダライ・ラマに次いで重要人物とされるカルマパ17世の本拠地である色彩の美しい壮麗なルムテクゴンパや、シッキムでもっとも古く重要とされるペマヤンツェゴンパの堂内の仏画もムードがあって必見である。

トイトレインのSL
トイトレインのSLとグーム駅にて(ダージリン)

タイガーヒルからカンチェンジュンガを眺める
感動!!タイガーヒルからカンチェンジュンガの眺望(ダージリン)

シッキムの入口の町ダージリンは、紅茶の名産地として有名。急な斜面に果てしなく広がる紅茶畑の風景がすばらしい。紅茶園では紅茶工場を見学したり、茶摘み風景を楽しんだり、香り高い本場のダージリンティーを試飲して購入できる。また、ダージリンからニュージャルパイグリまでを結ぶミニSLはトイトレインという愛称で世界遺産になっているアジア最古の登山鉄道。グームまでの片道50分の部分乗車も楽しめる。シッキムでは首都ガントクやペリンなどで世界で3番目に高いカンチェンジュンガの勇姿が拝める。とりわけ、山の村のペリンからの眺望が素晴らしい。それに加え、ダージリン郊外にある標高2590mのヒマラヤ展望台タイガーヒルからも、カンチェンジュンガをはじめとしたダイナミックな山の景色が望め、特に夜明けのシーンは感動的。より山が近く見え、驚くことにエベレストの頂上もよく見える。
なお、シッキム州はインドビザの他に入域許可証が必要。2010年12月現在、ファイブスタークラブのツアーでは、現地で取得する方法を取っている。詳細は弊社担当者まで。

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