Home > とっておきのインド旅行の楽しみ方 > これぞインド旅行の王道☆4都市からチョイスするインド周遊旅行~デリー・アグラ・ジャイプール・ベナレス~

これぞインド旅行の王道☆4都市からチョイスするインド周遊旅行~デリー・アグラ・ジャイプール・ベナレス~

アグラにある完璧な美しさを誇るタージ・マハール
完璧な美しさを誇るタージ・マハール(アグラ)


インドは広い。そして見どころを数えたらきりがないくらい多い。一度の旅行でインドのすべてを見ることは不可能だ。面積を比較すると日本の約10倍。ヒマラヤからインド洋、砂漠からジャングルと地形や自然もさまざまである。中国に次いで世界第二位の人口もどんどん増え続け12億人を超えた。(2008年統計)
インド旅行の秘訣は、旅行日数に応じて自分の外せない見どころを絞ること、移動の距離や効率を考えること。この2点がまず重要だ。
異国での旅行は予定通りにいかないことも多い。それがインドならなおさらだ!と思っておこう。限られた日程で、できるだけ効率よく満足度の高い旅行ができるようにスケジュールを考えよう。
はじめてのインド旅行にお奨めなのが、世界遺産の見どころも多いデリー、タージ・マハールのあるアグラ、ピンクシティと呼ばれるジャイプール、ガンジス川の聖地ベナレスの4都市を組み合わせて周遊するコース。初めてインドへ行く人でも、インドと聞いてイメージしやすい場所をめぐる"王道"とも言える最もメジャーなコースだ。これらの都市は比較的周遊しやすく、デリー・アグラ・ジャイプール・ベナレスの4都市で7~8日間、デリー・アグラ・ジャイプールの3都市ならもっと移動距離が短くなるので5日間でまわることができる。

ジャイプールにある夜の風の宮殿
夜の風の宮殿(ジャイプール)

首都のデリーは北部インド旅行の玄関口。あまりの大都会さに意外と感じる人も多いだろう。昔のデリーを知っている人が聞くと必ず驚く。地下鉄が3路線も走っているのだ。殺人的な渋滞の多いデリーで地下鉄は渋滞知らず。最も有効な移動手段で効率的かつ広範囲の観光に遺憾なく威力を発揮してくれるだろう。完璧な美しさを誇るタージ・マハールが見られるのがアグラの町。白亜の総大理石で建造されたタージ・マハールは何度も見ても飽きることのないインド旅行の一番のハイライトとも言える壮麗な世界遺産だ。インド北西のラジャスタン州の州都ジャイプールは旧市街の街並みがピンク色に統一されている美しい町。郊外の丘にはすばらしい装飾の見られるアンバー城がある。ガンジス川に面した町ベナレスは言わずと知れたヒンズー教最大の聖地。数多くの信者が巡礼に訪れ、日の出から沐浴する人々の姿を見ると、輪廻の象徴とされる「母なる大河」と呼ばれるガンジス川にインドの世界観を感じるだろう。

ベナレスでのガンガの沐浴風景
ガンガの沐浴風景(ベナレス)

インドは見どころが数え切れないほどある世界的観光国なので、これらの都市への旅行だけでインドは分からないし、インドを見切れたとはとても言えないが、これらの都市へ行かずしてインドを語ることはできない。それだけデリー・アグラ・ジャイプール・ベナレスは訪れる価値が非常に高いと言うこと。ただ、世界各地から多くの観光客が訪れることから、旅行者狙いの押し売りやしつこい客引き、詐欺まがいの行為も多いので注意しよう。

ジャイプールにある宮殿ホテル
宮殿ホテルでマハラジャ気分(ジャイプール)

インドらしい気分を味わうのにお奨めなのが宮殿ホテルや邸宅ホテルに泊まるプランだ。宮殿ホテルはマハラジャの宮殿をつかったデラックスホテルで豪華な内装に格調高い雰囲気でゴージャスな滞在が楽しめる。邸宅ホテルは貴族の館を使ったカジュアルなホテルで、宮殿ホテルの高級感はないものの雰囲気がよく優雅な滞在ができるだろう。他の町ではスタンダードクラスのホテルに泊まったとしても、ジャイプールやアグラでは是非、宮殿ホテルや邸宅ホテルに泊まってみよう。より味わいのあるインド旅行になる。

【デリー】インドの過去と現在と未来が混ざり合う大都会

デリーにある世界遺産 デリーの世界遺産(左:クトゥブ・ミナール、右上:レッド・フォート、右下:フマユーン廟)

インドの首都で、政治・経済の中心地である大都会デリー。旅行者にとってはインド旅行の玄関口になる街だ。歴史的建造物が多く残るオールドデリーと、イギリス統治下に新しく首都として建設されたニューデリーに分けられる。ニューデリーには高層ビルが並ぶオフィス街もあり、インドを目指す旅行者のイメージするインドとはかけ離れた部分もあるかもしれないが、人で鈴なりになった大型バスがニューデリーの街をぶっ飛ばす光景もまだ見ることができる。バスの出入口や窓から落ちんばかりに人で溢れ、天井にも多くの乗客が命がけで乗車している様は、昔も今も変わらないインドのイメージそのものではないだろうか。変わるインドと変わらないインド。現在進行形でインドの歴史がエネルギッシュに動く縮図が見れる場所。それがデリーの街なのだ。

ムガール帝国時代の都だったオールドデリーには、ムガール帝国の遺跡が多い。ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの建てた、世界遺産・レッド・フォート(ラール・キラー)は、当時の権力を感じさせる堂々とした赤い城。旧市街にそびえる巨大なモスク、ジャマー・マスジットもシャー・ジャハーンが建てたイスラムのシンボル的存在。ムガール帝国第2代皇帝フマユーンの廟は、タージ・マハールよりは小さいがインド・イスラム建築の傑作といわれている世界遺産だ。そして、デリー観光で外せないのが、デリー南の郊外にある世界遺産のクトゥブ・ミナール。ヒンズー教寺院を破壊して建てられた高い塔が際立つイスラムモスクで、ヒンズーとイスラム両方の建築様式が見られる。その他の見どころは、第1次世界大戦で戦死したインド兵士の慰霊碑として建てられたインド門や、インド独立の父といわれ非暴力・不服従運動で有名なマハトマ・ガンジーのお墓・ラージガート。ラージガートは暗殺されたガンジーが火葬された場所で、ヤムナー川に面した広い墓地公園になっている。


【アグラ】満月の夜の幻想的なタージマハルツアーもお奨め!
その壮麗さに誰もが癒されるタージ・マハールの町

タージマハールの夜景
幻想的な満月の夜のタージマハルにもまた感動(アグラ)

タージマハール
どこから見てもいつ見ても美しいタージマハル(アグラ)

アグラは、タージ・マハールの町として世界中から観光客を集める町。古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」にも登場するアグラは長い歴史を持ち、16世紀にムガール帝国の首都として繁栄し、タージ・マハール、アグラ城、ファティプールシクリの3つの世界遺産などアグラに残る壮大な建物はすべてこの時代に築かれたものだ。
世界でも有数の美しい建物として知られるタージ・マハールはインド旅行の一番のハイライトといえる見どころ。ムガール帝国5代皇帝のシャー・ジャハンが寵姫のために建てた白亜の霊廟は、完璧なシンメトリー(左右対称)で鮮やかな宝石で飾られている。22年の歳月をかけて建設されたインド=イスラム文化を代表する建造物だ。

アグラ城
世界遺産の城塞・アグラ城(アグラ)

タージ・マハールの対岸に建つアグラ城はムガール帝国第3代皇帝のアクバルが建てた、当時の権力、栄華を象徴する城塞。タージ・マハールを建てたシャー・ジャハンが幽閉され毎日タージ・マハールを眺めながら涙していたという塔もアグラ城内にある。
アグラ郊外にあるファティプールシクリは、第3代皇帝アクバルがアグラから遷都した都城。水不足のためにわずか14年間しか使用されなかったという美しい城が残っている。
周辺には派手な見どころが数多く存在するのに対して、アグラの町はのんびりとした田舎町。自転車を借りて気ままに町を散策してみるのもよいだろう。ただ、信号無視する車も多いので十分注意していただきたい。また、インドを訪れるなら是非リクシャー(人力車)にも乗ってみたい。外国人観光客が特に多いアグラでは、悪質なリクシャーワーラー(人力車の運転手)とのトラブルが少なくない。これもまた十分注意して利用していただきたい。ファイブスタークラブでは、満月の夜の前後2日間しか行われない夜のタージマハルを観賞するツアーをラインナップに加えた。とても幻想的な世界を体験できるのでどなたにもお奨めしたい。

【ジャイプール】砂漠の国のラジャスタンの州都

アンバー城へ象で行く
ゾウに乗ってアンバー城へ(ジャイプール)

「ピンクシティ」と呼ばれるジャイプールは、ラジャスタン州の州都。城壁に囲まれた旧市街の街並みが、赤茶けたピンク色の建物で統一されている美しい町だ。都市計画に基づいた旧市街は碁盤の目状に道路が走り、宮殿や門など古い建物が残っている。ジャイプールは砂漠の入り口の乾燥地帯にあるが、町は活気がありピンクシティの名にふさわしく華やかな雰囲気だ。
ジャイプールの見どころをいくつか挙げてみよう。まず、現在もマハラジャが暮らすシティ・パレス。およそ300年前に建てられた宮殿だが今も尚美しい豪華な装飾が建物のあちらこちらに見ることができる。中心となるのが"月の宮殿"。最上階の部屋を見上げるには少々首が痛くなるほど高い位置にある。そして、シティパレスの広い敷地内にひと際目立つピンク色の大きな建物が貴賓謁見の間のディワーネ・カース。この中に2つの巨大な銀の壺が置かれている。これらはかつてのマハラジャがイギリス旅行の際に毎日沐浴できるようガンジス川の水を壺に入れ一緒に船で運んだそうだ。世界最大の銀製品としてギネスブックに登録されている。

ジャイブールにある世界遺産に登録された天文台
世界遺産に登録されたばかりの天文台(ジャイプール)

次に、ジャイプールの街のシンボルとなっている、繊細な彫刻がすばらしい威風堂々の景観を持つ"風の宮殿"。バザールの大通り沿いに突如として現れる。さらに、マハラジャの宇宙への好奇心が造らせた精密で芸術的な天文台。一見、子供向けの遊戯施設かと見えてしまうかもしれないが、ここは2010年に登録されたばかりのれっきとした世界遺産の施設。ほぼ正確に時間が計れる日時計などを是非見ていただきたい。そして、見逃せない見どころが、ジャイプール郊外の小高い丘にあるアンバー城。イスラム建築の影響を強く受けたラジャスタン独特の様式で、幾何学模様の装飾が見事だ。丘のふもとからゾウに乗って丘の頂上にあるアンバー城まで行くことができ、アンバー城見学のハイライトともなっている。

【ベナレス】これぞインド!だからインドの旅にベナレスを外すことはできない

ガンジス川 ガンジス川の日の出(ベナレス)

ベナレスの町はガンジス川に面した最もインドらしい町のひとつと言える。年間100万人以上が訪れると言うガンガ(ガンジス川のこと)はヒンズー教徒にとって聖なる地である。インド中のヒンズー教徒が一生に一度はガンガのほとりで沐浴し、死んだらこの地で灰になり、ガンガに流してほしいと望んでいる。ベナレスのガンガ近くで死んだ者は、輪廻から解脱できると考えられているため、この地でひたすら死を待つ人もいるそうだ。人々はガンガの水で沐浴し、その近くで死者を荼毘に付して遺灰を川に流す風景が普通に見られる。訪れる旅人にとっては他では決して味わえない"衝撃"を与えてくれるだろう。これぞインド!だからインドの旅にベナレスを外すことはできない。ただ、火葬場としての役割を果たすガートは決まっていて、火葬場を取り仕切る人々もまた決まっている。どこでも見られるというわけではない。尚、火葬場の写真撮影は厳格に禁止されているので十分ご注意いただきたい。
ベナレスの旧市街は細い路地が入り組んでいて迷路のようだ。そんなベナレスの町を歩いているといつの間にかどこかのガート(階段状の沐浴場)に出てしまう。ガンガ沿いにはいつくものガートがあり、ガートで沐浴をする人を一日中見ることができる。外国人である我々には、不謹慎ではあるが、単に水浴びをする風景に見えてしまい神聖さよりも滲み出る生活感を感じてしまう。神聖さを感じるには、やはり日没時か日の出の時間に訪れたい。特に朝の沐浴時間は特別なのでぜひ早起きして見にいこう。ガンジス川をボートに乗ってガートをいくつかめぐりながら沐浴風景を眺めることができる。日の出時の美しいガンガの風景をボートに乗って見学していると、人生とは何かと思わずにはいられないだろう。

リンク集
Twitter
Feeds
CC Licence

Creative Commons License

このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。

このページの上へ戻る