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本当のインドを知るための"インドの聖地"を訪れる旅

ベナレスのガート
聖地と聞かれてまず思い出すのはやはりベナレス(朝靄に包まれるベナレスのガート)

インドは何もかもがごちゃまぜになった国

インドは言わずと知れた中国に次ぐ世界第2位の人口を持つ大国である。12億人を超える国民は、多様な民族、言語、宗教によって構成されている。州境を越えるとまったく違う言語が話され、それぞれの文化芸術があるため欧米ではよく「インドは国と言うより大陸である」と表現される。中央政府とは別に各州に政府があり大臣がいる。主な言語だけで15を超えるためインド政府が発行する紙幣には17の言語が印刷されている。インドの紙幣を手にしたら是非、じっくりと確認していただきたい。

インド人の生活に深く根ざしたインドの宗教をまずは整理してみよう!

インドは宗教の国と言われている。宗教はヒンドゥー教徒が最も多く、他の代表的な宗教だけでもジャイナ教、シーク教、イスラム教、仏教、キリスト教などの様々な教徒がひしめきあって暮らしている。日本と違いインドには無宗教の国民はいないと断言してもよいだろう。インド人にとって宗教は生活の中に奥深く根ざし人々の内面で様々なことを司っている。つまり、生きることはもちろん死ぬことまでも支配している。それぞれの精神世界を持つことから、その結果としての価値観も大きく違う。時として異なる宗教間での争いが起こり、これまでのインドの長い歴史の中で多数の死者を出すなどの不幸な事件がインド各地で起こっている。

"聖地"信じる者にとって重要な意味を持つ聖なる地、神聖とされる自然地域

聖地とされる場所は多くの人を呼ぶ。そもそもの宗教的に信徒の心のよりどころとなる地であることから多くの巡礼者を呼ぶという理由の他に、歴史的にも貴重な存在となったり、景観的にすばらしい場所ともなることからそれぞれの宗教とは全く関係のない海外からの観光客も多く集める。また、聖地となるには当然その理由がある。それが旅人の心をくすぐるのである。

【ヒンズー教】

まずインドの四方に聖地「四大神領」がある。四大神領はインド全土を守護する聖地とされている。

☆北の"バドリナート"

ネパール国境に近いヒマラヤ山脈の麓にある

☆東の"プリー"

単なる土着の神から後に全インドから巡礼者を集める聖地となったジャガンナート寺院があることで有名

☆南の"ラーメシュワラム"

ヒンドゥー教の叙事詩『ラーマーヤナ』における重要な場所であるスリランカとの国境のベンガル湾に面した町

☆西の"ドワールカー"

古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」に、海に沈んだ偉大な都として登場する、インド最西端のグジャラート州にある

次は、解脱の為に巡礼するインド7大聖地。

☆"ハルドワール"

巨大シヴァ神像 巨大シヴァ神像(ハリドワール)

デリーから北に240km。巡礼者で溢れるハルドワールは聖なるガンガー(ガンジス川)が氷河の先端からほとばしり出て,山間地から平野部に出てくるところに位置しており古くからの聖地となっている。世界最大の宗教的祝祭とも言われるヒンズー教の沐浴祭典「クンブ・メーラ」が行われる4つの聖地(アラハバード、ハルドワール、ナシク、ウジャイン)のひとつ。

☆"アヨーディヤ"


デリーの東に隣接するウッタル・プラデーシュ州の地方都市。ラーマ神が生まれたとされる聖地アヨーディヤに伝説のヒンドゥー寺院を再建しようとしたことからイスラム教徒と激しい闘争になった町。

☆"マトゥーラ"(マトゥラー)


デリーの南150kmほどの距離に位置する、ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが生まれたとされるヴィシュヌ信仰の中心となる町。

☆"カンチープラム"


カイラーサナータ寺院
カイラーサナータ寺院(カンチープラム)

チェンナイ(マドラス)から南へ約80キロの平原地帯にある。カンチープラムで最も美しい寺院のひとつ、カイラーサナータ寺院がある町。8世紀頃に作られた、南インドで最古級の寺院。

☆"ベナレス"


年間100万人以上が訪れるヒンズー教最大の聖地のひとつ。ガンジス川に面した最もインドらしい町でもある。

☆"ウジャイン"


不老長寿の甘露(アムリタ)にまつわるヒンズー教の創世神話で登場する。世界最大の宗教的祝祭とも言われるヒンズー教の沐浴祭典「クンブメーラ」が行われる4つの聖地(アラハバード、ハルドワール、ナシク、ウジャイン)のひとつ。

☆"ドワールカー"


四大神領のひとつとしても登場する。

先祖供養の為の「三聖都」と呼ばれる聖地

☆"アラハバード"

「クンブメーラ」が開催される4つの聖地のひとつ。アラハバードでは、ガンジス川とヤムナ川、さらに地下から湧き出しているとされる伝説上のサラスワティ川という3本の川の合流点(サンガムと呼ばれる)で沐浴が行われ、最も聖なるものとされことからこれまで最大規模の「クンブメーラ」が行われてきた町。

☆"ベナレス"

年間100万人以上が訪れるヒンズー教最大の聖地のひとつ。ガンジス川に面した最もインドらしい町でもある。

☆"ガヤ"

インド北東部、ビハール州パトナ県の宗教都市。ヒンドゥー教の聖地の一つでビシュヌ・パード寺院があるが、仏教の聖地としてとくに有名。

ガンジス川の沐浴場(ガート)に設けられた聖地

☆"ガンゴートリー"

ネパール国境に近い、ヒマラヤ山脈の奥地。聖なるガンガー(ガンジス川)の源流のある海抜3048mの高所の町。

☆"バドリナート"

インド「四大神領」のひとつ。ネパール国境に近い、ヴィシュヌ神の住まいがあると信じられている町。

☆"リシケシュ(リシケシ、リシケーシュ)"

美しきガンガの清流が流れる聖地 リシケシュのガンガ 沐浴に来た地元の人々とガンガに浸かる(リシケシュ) ベジタリアン・タリー レストラン「チョウティワラ・ハルティ」でベジタリアン・タリー(リシケシュ)

ガンガ(ガンジス川)の水源はヒマラヤ山脈。氷河の下から湧き出し、谷を走り、山地を去って平野部に出るところからが正に古くから聖地として知られているリシケシュ。下流の濁流からは想像ができないほどの美しき青きガンガなのだ。かつてはビートルズのメンバーが修行したこの聖地は修行者の町でもある。サフラン色の衣を着たサードゥーの姿が目立ち、ヒンズー教の寺院やヨガの道場(アシュラム)も数多い。聖地ベナレスでのガンガの濁流では戸惑う人でも、ここリシケシュの清流ではインドの人々に混じってガンガの沐浴を楽しんでみたい。リシケシュとその手前のハリドワールは、聖地のため純粋なベジタリアン(菜食)料理だけでホテルでさえ肉料理は提供されない。もちろんアルコールもない。リシケシュで一番有名なレストラン「チョウティワラ・ハルティ」でベジタリアン・タリーにトライするのも一つの楽しみだ。また、リシケシュでは夕方に、アシュラムでサットサングのお祈りの歌を聴いたり、ハリドワールでヨガの聖者ヨギを訪れたり、ガンガでアルティの儀式を見学したり、聖地を極めるプランが楽しめる。

アルティ・火の儀式
アルティ・火の儀式(リシケシュ)

☆"ハルドワール"

デリーから北に240km。巡礼者で溢れるハルドワールは聖なるガンガー(ガンジス川)が氷河の先端からほとばしり出て,山間地から平野部に出てくるところに位置しており古くからの聖地となっている。

☆"アラハバード"

「クンブメーラ」が開催される4つの聖地のひとつ。アラハバードでは、ガンジス川とヤムナ川、さらに地下から湧き出しているとされる伝説上のサラスワティ川という3本の川の合流点(サンガムと呼ばれる)で沐浴が行われ、最も聖なるものとされことからこれまで最大規模の「クンブメーラ」が行われてきた町。

☆"ベナレス"

年間100万人以上が訪れるヒンズー教最大の聖地のひとつ。ガンジス川に面した最もインドらしい町でもある。

【シーク教】

☆"アムリトサル"

ゴールデンテンプル ゴールデンテンプル(アムリトサル)

悠久の歴史の中さまざまな文化や宗教が栄え、現代の混沌の地ができあがったインドには、まだまだ興味深い場所が多くある。インド人をイメージして頭にターバンを巻いている姿を思い浮かべる人も多いだろう。これはシーク教徒の人々。インド北部にあるアムリトサルはシーク教の総本山といえる聖地だ。旧市街の中心にある黄金寺院はシーク教徒にとって最も神聖な場所だ。

【チベット仏教】

☆ダラムサラ(ダラムシャーラー)

ダラムサラで出会った子供たち ダラムサラの子供たち

インドのヒマーチャル・プラデーシュ州にある町。1950年代末にダライラマ14世が多くの同胞とともにチベットから亡命して以来チベットの亡命政権が置かれていることで広く知られている。

【仏教】

仏教の8大聖地は、仏教における重要な8つの聖地の総称。その全てがゴータマ・ブッダの人生に関わる聖地である。

ルンビニー - 生誕の地
ブッダガヤ - 成道(悟り)の地
サールナート - 初転法輪(初めての説教)の地
ラージギール - 布教の地
サヘート・マヘート - 奇跡の地
サーンカーシャ - 昇天と降臨の地
ヴァイシャリ - 最後の旅の地
クシナガル - 涅槃(死)の地

詳細の説明は次項の"ブッダが歩いた道☆仏教遺跡をめぐるインド旅行"をご覧いただきたい。

どの聖地もそれぞれの宗教の教徒にとってはかけがえのない大切な地である。巡礼者の魂を清めてくれる場所なのだ。毎日、たくさんの巡礼者が何かを求めて旅している。そんな彼らと共に聖なる場所を旅してみよう!!

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